講座開催しました

SAE法人会員 上海interzoo研修4日目(最終日)、「犬の東洋医学生活管理士通学認定講座3級」を開催しました。講師は、当講座を監修し、動物の東洋医学の権威 竹内裕司獣医師です。

東洋医学は世界三大伝統医学と言われる、「インドのアーユルヴェーダ」「アラビアのユナニ」「中国医学」がありますが、まずは東洋医学の哲理を代表する陰陽五行論や、五臓六腑の解説から講義は進みました。

東洋医学は長い歴史の中で培われた経験を元に、全身が関連するひとつの有機体として捉えるので、全体のバランスを捉え、総合的に判断する治療を行ないます。そのため、一人ひとりに合ったオーダーメイドの治療が可能です。
これはもちろん人間に限らず、動物に共通して考えられることなので、一頭一頭の体質・体調に合ったきめ細かい飼育やケアに活かせられます。

体質・気質などの考え方は、アーユルヴェーダの理論を主に講義を展開しました。

 

東洋医学を治療に取り入れる動物病院もありますが、西洋医学での治療に並行して飼い主が行える日常的なケアや食事管理としても東洋医学は有効です。
動物の生態や生理などの知識、トリミングやグルーミングなどの技術に加え、体質・気質を踏まえた健康管理や食事のアドバイスなどは、お客様・飼い主様へ提供できる情報・サービスの新たな引き出しの一つになるのではないでしょうか。

以上4日間に亘り、様々な角度から動物に関する知識を学ぶ講座・セミナーを開催しました。
研修中は、知識吸収に対する受講生のパワーを感じられ、これからの中国ペット業界の発展が確信できました。
上海interzooの皆さま、お疲れ様でした。